「成功イメージ」を使う



人は「上手くいかなかったらどうしよう」と考える時、すでに「上手くいかない時の自分」をイメージしています。

そして、次々とそのイメージを膨らませ、脳に植えつけてしまうのです。

試しに、「上手くいったらどうなるだろう」と考えてみてください。

例えば、

×「明日、忘れ物をしたらどうしよう」→「先生に怒られるだろうな」→「皆に笑われたら嫌だな」を、
○「明日は準備万端で出かけられるといいな」→「そうしたら、すっきりとした気持ちで過ごせるだろうな」→「明日は美術の授業が楽しみだな」というように。

×「明日中にあの仕事が終わらなかったらどうしよう」→「また上司に怒られるだろうし、何より終わらせないわけにはいかないんだ」→「でももし終わらなかったら、一体どうなるんだろう」を、
○「明日は遅くても5時にはあの仕事が終わっているといいな」→「集中して仕事をした後のビールは美味しいだろうな」というように。

このように、良いイメージや、それが成功し、ゴールした後のことを想像してみるのです。

もちろん、実際そのとおりにできないことがあってもかまいません。しかし、そのとおりにできなかったことについては、その時に考えればいいのです。

上手くいかなかった時に「がっかりしないように」考えておく、という人もいますが、考えすぎると不成功のイメージに行動が寄り添ってしまうこともあります。
それよりも、成功イメージを上手く使ってエネルギーに変えていきましょう。


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