■不安や緊張や苛立ちなどの嫌な感情が頭から離れない時


例えば、頭が痛い、お腹が痛い、など体のどこかに少し痛みがあったとします。

そんな時、あなたはどうしますか?
薬を飲んで休みますか?
ほうっておけば治るから、と考えてやり過ごしますか?
それとも家庭用の医学大辞典やインターネットで症状を細かに調べますか?

もちろん、症状の内容やそれまでの個人の経験によって、対処のしかたは違うでしょう。
ただ、弱い痛みであるにもかかわらず、「もしかしたら重い病気の前兆なのではないか」「もしここで倒れたらどうしよう」「とても強い痛みになったらどうしよう」「もし自分が倒れたら家族はどうなるのだろう」などと、どんどん悪い想像が膨らんでいくとしたら・・・・・・。

それ自体は悪いことではありません。そんな嫌な想像が頭をかすめるということは多くの人が経験しているでしょう。
問題なのは、その嫌な想像にとりつかれてしまい、しょっちゅうその事ばかり気にするようになってしまうことです。
また、心配のあまり、さらに症状が悪化したり、他の症状と重なったりしてしまうことも困ったことです。
例えとして、体の症状のことを挙げましたが、他の事にもあてはまりますね。

身近に自分と合わない人がいてそれを苦痛に感じている場合、近い将来に自分にとってプレッシャーを感じるイベントが控えている場合、身近な人の心を深読みしてしまう場合、遠い将来への不安、昔の嫌な思い出、漠然とした不安感やイライラ・・・・・・、気がつくと一人でいる時にその「嫌な想像」をどんどん進行させてしまったり、「嫌な感覚」の再現を繰り返してしまうことはありませんか?

そして、多くの時間を「不安」や「怒り」、「悲しみ」を想像の中で体験することに費やしてしまうことはありませんか?

それが、将来的に役にたつ時間なのだとしたらいいのかもかもしれません。

ただ、考えても解決しないことを何度も考えて、ますます気分が悪くなったり、マイナスイメージが膨らんで実際の場面でも緊張や不安が増幅されてしまうのでは、困りますよね。

周りの状況は変えられなくても、自分の感情はコントロールすることができます。
よく考えてみてください。
その時間は本当にあなたにとって必要な時間ですか?

「ぐるぐる思考」から抜け出したいと思った時のための「心のストレッチ」の方法をいくつかご提案させていただきました。
ご自分に合いそうな方法がありましたら、お試しください。

試してみても、一度では簡単に抜け出せないことがあるかもしれません。
しかし、長年付き合ってきた思考の癖を変えるのには時間がかかります。諦めずに心の片隅において、回数を重ねてみてください。




「今、ここ」に生きるためのストレッチ

五感を使う 心配事を棚上げする 奇跡が起きた!フリをする
紙に書く 数える
体を動かす 恋愛モノに浸る 「成功イメージ」を使う

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