五感を使う



嫌な思考を繰り返している時、あなたは目の前の物を見ているようで、見ていません。
手や体を動かしているようで、それを意識していません。
思考が過去や未来に飛んでいきそうになったら、とりあえずそれを止めることです。

そのために、心で感じている「感情」ではなく、体で感じている「感覚」に注意を向けてみましょう。
そして、なるべくそれを肯定的にとらえてみます。

例えば、

・鳥のさえずりが綺麗、楽しそうだな(聴覚)
・○○さんの今日の服は素敵、何かいいことがあったのかな(視覚)
・タオルの肌触りが心地よい、少し昼寝をしようかな(触覚)
・フルーツがみずみずしくて美味しい、元気がでそう(味覚)
・変わった香りがするな、何に似ている香りだろう(嗅覚)

などです。

そうして、心を現在に戻したら、そのまま「今」やっている作業に気持ちを向けていきましょう。

五感を意識する練習は、現在に気持ちを向けるきっかけづくりにもなりますし、身近な物を「快の感情」と結びつけることによって、環境を心地よく感じることができるようになっていきます。

また、普段から五感のうちの自分が得意とするものを意識したり、趣味(料理、音楽鑑賞、アロマテラピー、ファッション、絵画鑑賞…etc)として楽しんでいると、案外生活の中に楽しみを見つけやすいかもしれません。



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